家庭教師の料金・月謝の相場は？

家庭教師の入会を検討し始めたときに最初に気になるものの一つが料金でしょう。毎月支払う月謝以外にもいくつか発生する費用があり、料金体系はやや複雑です。

ここでは、家庭教師の料金体系の仕組みと一般的な相場、塾や通信教育との料金比較、などを通して家庭教師の料金について詳しく見ていきましょう

「入会時に費用は発生するの？」「一ヶ月にどのくらいお金がかかるの？」「塾と比べると料金はどのくらい高いの？」といった疑問にお答えします。

目次

基本的な料金体系

具体的に見ていくと、「月謝（指導料）」以外に「入会金」と「先生の交通費」そして家庭教師会社によっては別途、「教材費」といった費用が発生します。

• 入会金
• 指導料（月々の月謝）
• 教材費
• 交通費

一般的に、小学生、中学生、高校生と年齢が上がるにつれて料金は高くなります。さらに細かく学年によって料金が変わる家庭教師会社もあります。それでは、ぞれぞれの費用について細かく見ていきましょう。

月謝（指導料）

月々に支払う家庭教師の指導料金です。通常、月謝と言った場合、この指導料金のことを指します。お子さんの年齢やコマ数によって料金は変化します。月々1万5000円～3万円ぐらいのご家庭が多いようです。

入会金

多くの家庭教師会社では初回時に入会金を支払う必要があります。入会金の相場は1万～2万円程度です。入会金の額が一般的な相場に比べて異常に高い家庭教師会社はあまりおすすめ出来ません。

交通費

家庭教師の先生の交通費は各ご家庭で指導料とは別に支払うのが一般的です。先生が徒歩や自転車で訪問可能な場合は交通費はかかりませんが、電車やバスで通う場合には毎回の通勤代を支払わなくてはいけません。

このため家庭教師会社側でも出来るだけ指導先の近所にお住まいの先生にお願いすることになります。交通費が掛る場合でも１回の片道250～500円程度でしょう。交通費の上限が設定されている家庭教師会社も多いです。

教材代

一部の家庭教師会社では、通常の指導料（月謝）以外に教材の費用が必要となるところもあります。教材代の相場は一ヶ月3,000～5000円ぐらいですが、教材代がかかる家庭教師会社の場合は指導料がやや低めに設定されていることが多いです。

中には常識外の高額な教材代を請求するような会社も見られます。入会時に教材代について明確な説明があるような会社であれば問題ありませんが、不安がある場合は入会前にきちんと確認しておくことをおすすめします。

ほとんどの家庭教師会社は月々にかかる月謝などの料金をWeb上などで公表していますが、中には非公表の企業もあります。例えば、大手家庭教師会社の「家庭教師のトライ」の場合、Webサイト上では月謝などの料金は公表しておらず、直接、問合せ・見積もりをしないと、いくらぐらいかかるかわからない形になっています。

なお、このサイトでは料金を公表している企業のみを掲載しています。

多くの家庭教師会社では料金の割引制度を実施しています。

２人・３人同時指導の割引プラン

兄弟や姉妹、仲の良いお友達と一緒に指導を受けることで指導料を大幅に割り引くことが出来るプランです。多くの家庭教師会社で採用されています。

指導料は実質半額程度で頼めるので、兄弟や姉妹がいらっしゃるご家庭におすすめです。

母子・父子家庭の応援プラン

母子家庭や父子家庭の方向けの料金の優遇プランを設置している家庭教師会社もあります。

集団塾との比較

マンツーマン指導の家庭教師と講師1人が20～30人を指導する集団塾を比べた場合、当然ながら塾の方が圧倒的に安くなります。料金だけで比べれば塾に軍配が上がるのですが、集団指導ならではのデメリットもあります。

家庭教師と集団塾の違い・向き不向きについてはこちらのページで解説しているので参考にしてください。基本的には勉強嫌い、勉強が苦手なお子さんの場合、集団塾はおすすめ出来ません。

個別指導塾との比較

個別指導塾には２つのタイプがあります。一つは先生と生徒が1対1のタイプ、もう一つは先生と生徒が1対2～3人のタイプです。1対2～3人のタイプの場合、先生が複数の生徒を見ることになるので料金や安くなります。一方、1対1のタイプは家庭教師と同様にマンツーマン指導となるため料金面では大きな差は生まれません。

家庭教師と個別指導塾の詳しい比較はこちらのページからどうぞ。

通信教育との比較

こちらは比べるまでもないかもしれませんが、通信教育の方が月謝は安く上がります。一人でも進んで勉強するタイプのお子さんであれば通信教育という選択肢もありでしょう。なお、こちらのページで家庭教師と通信教育の比較を行っていますので参考にしてください。

「家で勉強をしない」「勉強が嫌い」には、お子さんそれぞれにきちんとした理由があります。そして、それを解決するための最適な方法もお子さんのタイプや生活環境によっても異なります。

まずはお子さんが、どんな理由で勉強嫌いになってしまったのかを把握して、お子さんにはどんな解決策があっているのかを確認していきましょう。

• 勉強しない・勉強嫌いの理由と改善策

• 小学生
• 中学生